戦後80年が過ぎた。81年目に入り、早々に戦争、新しい戦前、改憲などの不穏な言葉が飛び交っています。
80年の間、日本は戦争放棄、平和への誓いを元に歩んできました。全面降伏後に、先人たちが必死で立ち上がり復興させた社会と経済、その基盤には平和憲法がありました。その高度成長の裏で、個々および社会が抑圧してきた敗戦および被爆という痛みの経験とトラウマの記憶を、いま改めて見つめ直し、自分ごととして継承していくのが、戦後生まれの私たちの義務だと思っています。過去の過ちも自らの痛みも等しく見つめて受け入れられる、平和に貢献できる本当の強さを社会の中に育みたいのです。
戦争体験者ではなくとも、私たちが、先人たち、つまり祖父母や身近な人および体験者が語る記憶や戦争にまつわる言葉を聞いたりしたことがあるはずです。また、数多くの文献として残されている日記、絵画、映画、アート作品、資料館等で残されている記録等に触れたことがあると思います。
その話や作品に触れた時の感想や感情を自分のなかでどのように内在化させているか。これがとても大切です。先人たちの記憶に触れた時に、かならず個人の中で感情的な体験があるはずであり、それもまた新たな形の重要な資料であり、語り継ぐ一部になる。それを共有することで、新たな平和への一歩として重要な、平和構築・維持の基盤となる非言語的な共通言語を人々の間に作っていきたい。個々が内在化させたものを見えない、気が付かない痛みとして抱え込むより、言葉として外在化させ、人々と共有することで、平和を維持する方法を市民として共に考えていきたいと思います。
皆さんの、先人たちの戦争の記憶を聞いたり作品に触れた経験を寄せていただき、共有させていただき、共に語る場所、考える場所にしたいと思っています。ぜひ、経験や思い出をお寄せください。

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